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2025年9月21日日曜日

連続回転させる

 「連続回転させる」というのはデジタルの回転が途切れないようにすること、言い換えれば、保留がある状態を保つということです。


では、この「連続回転させる」ことで大当たり獲得に何らかの影響があるのか?

「連続回転させる」ことによって、大当たり確率が上がるということは現行の正規基板のプログラミングではまず考えられないことで、仕込んだ裏モノでもない限り、特定の打法によって大当たりを発生させることは不可能です。


しかし、「パチンコなら甘釘台を、パチスロなら高設定台を長時間ブン回す」、つまり、大当たりの抽選回数をできるだけ多く獲得することが勝つ為の方策ですから、この観点からすれば、「連続回転させる」ことは意義のあることです。


しかし、保留が満タンになっているのに打ち続けるといった玉の無駄な消費をしてはいけません。

保留ランプが3個点灯し、盤面に玉が残っている状態では一旦打ち出しを止めましょう。


さて、この「連続回転させる」という手順ですが、これがあたかも大当たり確率を上げるかのように伝わった(ガセネタに利用されるようになった)きっかけは何なのか?

それは90年代半ばに稼動していた某CR機の連チャン・ヴァージョン攻略法ではないかと推測しています。


ちなみに、この連チャン・ヴァージョン攻略法には「通常時に連続回転させると、確変初当たりする確率が高くなる」・「確変中に発生したリーチの特定パターンによって、連続回転させるか、回転を途切れさせるかを打ち分けて、確変を継続させる」といった内容が含まれていました。

目押しの上達

 Q.目押しが上手くなるにはどうしたらいいんですか?


A.目押しの上達に必要なのは動体視力とリズム感の訓練です。

まずは動体視力の訓練について説明しましょう。

目押しの主な目的は小役の取りこぼし防止ですから、狙うべき小役の絵柄が見えるようにならなくてはいけないわけですが、初心者の方はまずボーナス絵柄を自分で揃えることから始めてください。

ボーナス確定後、すぐに絵柄を揃えられるようになれば、狙うべき小役の絵柄が見えるようになるのも間近です。

次に、リズム感の訓練について説明しましょう。

これはドラムの1回転の周期(約0.75秒)を身体に叩き込むということです。

この周期を体得すれば、狙うべき絵柄を1周目で停めることができます。

初心者の方の中には目押しは難しいという固定観念をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、ただ漫然と打つのではなく、回転するドラムの絵柄と周期を意識して打つことを繰り返せば、いずれ身体が覚えます。

とにかく実践あるのみですので、粘り強く取り組んでください。

コインの補給

 Q.コインの補給が少なくて、すぐ切れるようになりました。

打っていてイライラするし、店員だって面倒臭いと思うのに、なんでもっと入れないんですかね?


A.高設定台を打っている人にとってはまるで「稼動を下げる為の嫌がらせか?」と思えるかもしれませんが、決してそうではなく、万が一ホッパー(コイン払い出し装置)・ゴトの被害に遭っても、それを最小限に食い止める為に行っている、ホールの自衛手段だと思いますから、そこのホールでは我慢してプレイしてください。

ホールの店員のチェック

 Q.私は一パチスロ・ファンですが、ホールの店員が何やらチェックしているのを目にすることがあります。

あれは一体何をしているのですか?


A.あれはゴトを防止する為のチェックで、客が交換する際に、ホールのコンピューターが確認した払い出し枚数と実際に景品と交換された枚数の差がないかどうか、台番号と払い出し枚数を確認しているのです。

ゴトによってメダルを獲得した場合は必ず差が生じます。

客付きの良いホールを選ぶ理由

 Q.僕はパチスロを始めたばかりの18歳の初心者です。

よく「客付きの良いホール」を選ぶように言われていますが、その理由を教えてください。


A.客付きの良いホールを選ぶ理由には出玉率が関係しています。

出玉率とは打ち込んだコイン(玉)に対する出玉の割合のことです。

数式にすると、出玉数÷打込数=出玉率です。

仮に打込数が10万枚で、出玉数が11万枚とすると、出玉率は110%です。

又、打込数が20万枚で、出玉数が22万枚だとしても、出玉率は110%です。

ということは、同じ出玉率なら、打込数が多い、つまり、客が多い方がより多くの出玉数を出せるということになります。

ホールの店長はこういった出玉率と機械割数を考えて、設定を決めているので、11万枚出せる店と22万枚出せる店とでは必然的に高設定の台数にも差が生じてくるのです。

ゲーム消化のスピードの目安

 Q.素早い動作でゲームを消化できるに越したことはないとのことですが、どれくらいのスピードで打てばいいのか、目安があったら教えてください。


A.1時間当たり500ゲーム程度の消化といったところでしょうか。

ただし、速さを追求するあまり、小役を取りこぼしたり、注視すべき事象(出目や演出等)を見逃したりしないようにしてください。

フルウェイトで消化する

 パチスロ機には1ゲームの消化に4.1秒以上の時間を要しなければならない、つまり、レバーを叩いてから4.1秒経過しないと、次のゲームが始まらないという制限があります。

これをウェイト機能と呼びます。


「ウェイトを掛ける」というのはこの機能を利用したもので、レバーを叩いたら、素早くストップ・ボタンを押し終えて、4.1秒が経過するまでの待ち時間を作ることです。


そして、「フルウェイトで消化する」というのは、レバーを叩いたら、素早くストップ・ボタンを押し終える(ウェイトを掛ける)ことをフル・スピードで毎ゲーム行うことです。


では、この「フルウェイトで消化する」ことで大当たり獲得に何らかの影響があるのか?

「フルウェイトで消化する」ことによって、大当たり確率が上がるということは現行の正規基板のプログラミングではまず考えられないことで、仕込んだ裏モノでもない限り、特定の打法によって大当たりを発生させることは不可能です。


しかし、「パチンコなら甘釘台を、パチスロなら高設定台を長時間ブン回す」、つまり、大当たりの抽選回数をできるだけ多く獲得することが勝つ為の方策ですから、この観点からすれば、「フルウェイトで消化する」ことは意義のあることです。


ただし、小役を取りこぼしたり、注視すべき事象(出目や演出等)を見逃すようでは何にもなりません。

素早い動作でゲームを消化できるに越したことはありませんが、まずは目押しの正確さという技術と機種の特性という知識を身に付けましょう。


さて、この「フルウェイトで消化する」という手順ですが、これがあたかも大当たり確率を上げるかのように伝わった(ガセネタに利用されるようになった)きっかけは何なのか?

それは、特定の時間帯で初当たりするように仕込まれていた某機種の裏モノ攻略法ではないかと推測しています。


ちなみに、この裏モノ攻略法には「初BIGを獲得したら、リプレイハズシもせず、BIG終了後の連チャンゾーンを超えるまでとにかく早くゲームを消化して、獲得できる連チャン数をできるだけ多くする」という内容が含まれていました。

確率の引き上げ

 Q.攻略法を販売している某所が言うには、(某所が販売している)攻略法は300何分の1という通常の確率を100分の1などに引き上げて、大当たりを誘発するものであり、必ず大当たりさせるというものではないそうです。

これについてのそちらのコメントを聞かせてくれませんか?


A.大当たりの確率が上がるということは確率変動時と同様の状態になることを意味し、大当たりの判定に於ける擬似乱数が増えるということになります。

そのようなことは現行の正規基板のプログラミングではまず考えられないことで、仕込んだ裏モノでもない限り、特定の打法によって大当たりを発生させることは不可能です。

保留の満タンと消化

 Q.保留を満タンにして、全部消化するという手順を繰り返すと大当たりしやすいというのは本当でしょうか?


A.ご質問にある手順は、CR機登場以前のキャスターという機種の連チャン打法が変形して伝わり、現在に至ったものと思われます。


参考までにキャスターの連チャン打法を以下に記します。

1.保留ランプを全て点灯させる。

2.打ち出しを停止して、保留を全て消化する。

3.保留の最後の回転で大当たりしたら、その後は4つ目の保留ランプを点灯させない。


オールド・ファンの中にはこの打法を実践し、連チャンを経験された方もいらっしゃるのではないでしょうか。


しかし、現存する機種の正規台にこのような打法が通用するものはなく、たとえ実践して何度か大当たりしたとしても、それは単なる打ち手の思い込みに過ぎません。

電圧の変化と大当たりとの因果関係

 「電圧の変化を引き起こして大当たりさせるという理論の攻略法についてどう思います?」


これは当サイトを閲覧された方から頂いた質問なのですが、ここで言う攻略法がゴトなのか、それとも、合法的な正攻法の攻略法を指しているのかがわからず、又、そういった理論の提唱者が提供する攻略法や著作物などを入手したことのある者がスタッフの中には誰一人としていませんでしたので、明確な回答が出来ませんでした。


そこで、今回はご質問に対する回答にはならないかもしれませんが、電圧の変化と大当たりとの因果関係について述べていきたいと思います。

■電圧の変化


ある台に大当たりが発生したり、夕方にネオンを灯すことによって、各台に瞬間的、又は継続的な電力の変動が起こります。

電力が変動し、供給が弱まると、球筋が弱くなったり、不安定になって、スランプと呼ばれる現象が起こりますし、ホール側にしてみれば、通常は1分間に100発飛ばすはずが、90数発しか飛ばさなくなるという不利益が生じます。

と、ここまではあくまでも理論上の話です。


では、現実にはどうかというと、ほとんどのホールで電圧を安定供給させる為にトランス(変圧器)を設置していますし、多少の電圧が変化したとしても、大当たり判定の回路には何の影響もなく、正常に動作しています。


つまり、電圧の変化が起きたとしても、現在のホール事情では非常に微弱なものであり、それが影響するのは玉の発射数とそれに伴うデジタルの回転効率だけで、電圧の変化と大当たりの判定とは何の因果関係もないということです。

■電圧の上がり下がり


実験として、電圧を上げ下げしてみると、電圧を上げ続けていった場合、通常は1分間に100発飛ばすはずが、どんどん発射数が多くなり、液晶画面は、画像が滅茶苦茶なものとなって、最終的には基板が燃えてしまいます。


又、電圧を下げ続けていった場合、通常は1分間に100発飛ばすはずが、どんどん発射数が少なくなり、液晶画面は、画像が白く何も映らなくなって、最終的には機能が停止してしまいます。


このことからも電圧の変化と大当たりの判定とは何の因果関係もないということが言えます。

■電圧の変化が攻略理論に利用された発端


電圧の変化が攻略理論に利用(悪用?)されるようになったのは、CRそれゆけ浜ちゃん2という機種の攻略法が発覚してからのことだと思います。


簡単に説明しますと、CRそれゆけ浜ちゃん2にはノーマル・ヴァージョンと連チャン・ヴァージョンがあって、その連チャン・ヴァージョンに見られる規則性に攻略の糸口が見つかったのです。


実は、ノーマル・ヴァージョンと連チャン・ヴァージョンは表裏一体で、各台がノーマル・ヴァージョンにも連チャン・ヴァージョンにもなり得たのです。


どういうことかというと、トランス(変圧器)にインバーター(周波数変換装置)を取り付けることで、ノーマル・ヴァージョンの大当たり周期を圧縮し、出玉の放出と回収を短時間のうちに繰り返す連チャン・ヴァージョンに変えてしまうという仕込みで、それをホールが利用したのです。


この攻略法に電圧は関わっているものの、あくまでも仕込みがなされていて、それをホールが利用すればこそ成立するものですし、打ち手が電圧の変化を引き起こすというものではありません。


それにしても、電圧の変化を引き起こして大当たりさせるという理論の攻略法とは一体どんなものなのでしょう?

ハンドルを回して打つという作業しか出来ない打ち手にどうやって電圧の変化を引き起こさせるのか、それとも、電圧の変化を利用して大当たりを誘発するとでもいうのか、いずれにしても、その攻略理論と手順を知りたいものです。

確変中の右打ち

 今回は「確変中、右打ちをして、左のスルー・チャッカーを通さずに右のスルー・チャッカーを通すようにすると、確変が継続しやすい」という噂について述べていきます。


「確変中、左のスルー・チャッカーを一切通さずに右のスルー・チャッカーだけを通せば、確変が継続する」というプログラミングがなされていれば、何度実践しても、必ず確変が継続するはずです。

しかし、過去から現在に至るまで、正規台にそのようなプログラミングがなされた例はありません。

ですから、たとえ実践して何度か確変が継続したとしても、それは単なる打ち手の思い込みに過ぎません。 つまり、確変中に右打ちをしたところで、確変が継続するか否かの確率は1/2のままであるということです。


さて、この「確変中、右打ちをして、左のスルー・チャッカーを通さずに右のスルー・チャッカーを通すようにすると、確変が継続しやすい」という噂ですが、これは「CR大工の源さん(初代)で確変中に右打ちしていた人が大爆裂させていた」という噂が発端ではないかと思います。

そして、それが全国的に広まる過程に於いて、何時の間にか全CR機共通の確変継続打法であるかのように転化したのでしょう。


CR大工の源さん(初代)での噂も、正規台では有効性が確認できませんでしたので、おそらくは盤面の右側を狙った方が回転率が高かった台を打っていたら、たまたまそれまでにない大爆裂を見せたというのが真実ではないでしょうか。


このように確変の継続には何ら影響のない右打ちですが、スルー・チャッカーを通さなければ、持ち玉は減リ、回転率も低くなるわけですから、盤面の左側を狙う通常の打ち方で左のスルー・チャッカーへの通過率が低い台では、右打ちが持ち玉の減少と回転率の低下防止に有効な場合がありますので、そのような台を打たざるを得ない場合は右打ちを試してみてください。


これは通常確率時でも同様で、左側狙いでスタート・チャッカーへの入賞率が低いからといって、すぐに台を移動せず、一度右側に目を向けてみてください。

もし右側が潰されていなければ、右打ちの方が回転率が高い場合があります。

リーチ・アクション中のオヤジ打ち

 今回は「リーチ・アクション中も止めずに打ち続けた方が大当たりしやすい」という噂について述べていきます。


「リーチ・アクション中も止めずに打ち続けると大当たりする」というプログラミングがなされていれば、何度実践しても、必ず大当たりするはずです。

しかし、過去から現在に至るまで、正規台にそのようなプログラミングがなされた例はありません。

ですから、たとえ実践して何度か大当たりを引き当てたとしても、それは単なる打ち手の思い込みに過ぎません。

つまり、リーチ・アクション中にオヤジ打ちをしたところで、大当たり確率は上がらないということです。


ただし、リーチがハズれた際の時間効率を考えた場合、「リーチ・アクション中も保留ランプが3個点灯するまでは打ち続ける」ということにはそれなりに意義があります。

(4個点灯で止めた場合は、盤面に残っている玉によって無駄な入賞をしてしまう可能性がある)


さて、この「リーチ中も止めずに打ち続けた方が大当たりしやすい」という噂ですが、その発端は、最近後継機が登場した、オールド・ファンには懐かしいフィーバー・クイーン2という機種に関する噂ではないかと思います。


この機種には大当たり終了後の保留で連チャンする仕組みがあったので、パチンコ・ファンは、大当たりが終了すると、ハンドルから手を離して、打ち出しを止め、連チャンするかどうか、固唾を飲んで、祈るように盤面を見ていたものです。

そんな中、この機種に「大当たり終了後も敢えてハンドルから手を離さずにひたすら打ち続けると、連チャン率がアップする」という噂が流れました。


この噂は結局オカルトに過ぎなかったのですが、この噂が何時の間にか「リーチ中も止めずに打ち続けた方が大当たりしやすい」という噂に転化して、現在に至ったのではないかと推測しています。

フルオープン

 玉の入賞を規定個数未満に留めて、アタッカーを制限時間フルに開放させることです。

ガセネタ創作によく用いられている手法ですが、元々はCR機登場以前の連チャン機・春一番の攻略法が原型ではないかと思います。


春一番の攻略法を簡単に説明しますと、装飾のLEDの点滅とアタッカーが閉じる瞬間のタイミングを合わせ、タイミングが合ったラウンド以降、最終ラウンドまでフルオープンにすると、連チャンするというものです。


確かにこの攻略法は通用しましたが、あくまでも春一番に限ってのことで、現存する機種の正規台に於いては、フルオープンにしたところで、連チャンが確定するということはなく、獲得出玉数が少なくなる、店員さんや周りのお客さんたちから奇異の目を向けられる、といったデメリットしかもたらしません。

デモ画面に戻す

 ガセネタ創作によく用いられている手法ですが、元々はCR機登場以前の連チャン機の裏モノセット打法が原型ではないかと思います。


裏モノセット打法には「例:左デジタルに○の絵柄が出たら、打ち出しを停止し、○○秒間待つ」といった指定絵柄の出待ちと指定時間の待ちを要するものがありました。

この「打ち出しを停止し、○○秒間待つ」間に液晶がデモ画面に戻っているケースがあったことから、ガセネタ創作者は手っ取り早く「デモ画面に戻す」ということにしているのでしょう。


ちなみに、正規台に於いては、デモ画面に戻したところで、大当たり確率が上がることはありません。

デモ画面に戻すことで得られる効果はといえば、せいぜい打ち手の心身の休憩と台の省エネぐらいのものです。

止め打ちによる大当たりの狙い方

 大当たり位置が判明したら、以降は玉がその位置でスタート・チャッカーに入賞するように止め打ちします。

狙い方は、玉がスタート・チャッカーに到達するまでの所要音間(体感器の音間)を計って、それを大当たり位置から引いた位置でだけ玉を打ち出すというものです。


大当たりの位置が判明したということは、裏を返せば、ハズレにしかならない入賞のタイミングが判明したということです。

連続打ちでは当たり・ハズレのタイミングを問わず、玉が打ち出され、玉を無駄に消費してしまうことになりますが、判明した大当たり位置で玉がスタート・チャッカーに入賞するようにタイミングを計って、そのタイミングでのみ打ち出せば、ハズレになる無駄な玉の消費を極力抑えることができます。


つまり、投資を節約して大当たりを狙う、これが止め打ちによる大当たり狙いの攻略理論なのです。

大当たり位置を探る

 1周期の分割が完了したら、いよいよホールでの実践です。

打ち出して、大当たり位置を探るのですが、その作業は、「大当たりするまで玉が体感器のどの音でスタート・チャッカーに入賞したのか、そのタイミングを覚えておく」、この繰り返しです。

タイミングの覚え方ですが、玉が入賞するタイミングが体感器の音といつもピッタリ合うとは限らず、正確に計ると、3.2音や4.8音といった端数が生じる場合があります。

しかし、現実にはそこまで正確に捉えることは難しく、3の早めや4の遅めといった感じでタイミングを覚えることが多かったです。

周期の分割

 カウンター周期との同調が完了したら、今度は体感器の1周期を自分の好みで分割します。

そして、1音だけ無音の箇所(ビート音)を設けて、常に「0(無音)・1・2・3~」という調子でカウントを取るように設定します。

1周期の分割は、7分割がポピュラーでしたが、1周期が短い機種だと、音間が極端に短くなるので、そういった場合は、自分なりにタイミングが取りやすい間隔にしていました。

ちなみに、プロでは0.6~0.7秒間隔にしている人が多かったようです。

万能体感器~周期の同調~

 ズレ幅が小さく、細かい単位での調整ができる体感器が望まれるようになり、そこで登場したのが万能体感器でした。

1周期が1.8秒以上のカウンター周期を持つ機種であれば、それら全てに対応できることから「万能」と名付けられたようです。


このタイプの体感器で攻略するには、まず攻略可能な機種のカウンター周期を調べて、同調させなければいけませんでした。

これがとても重要で、周期を調べる際には1/10000秒単位の正確な秒数が必要とされ、使用する体感器にも1/100万秒単位での微調整機能が求められました。

なぜなら、約何点何秒といった大雑把な周期の数値では攻略どころのお話ではなく、通常遊技と何ら変わらなくなってしまうからです。


止め打ちによる大当たり狙いは誤差やズレとの戦いでもあります。

仮に1周期3秒程度のカウンターで、1/1000の誤差が生じるとすると、その誤差は1分間で20/1000(0.2)秒、1時間で1200/1000(1.2)秒となり、狙うポイントがズレて、大当たりの位置がわからなくなってしまうのです。

簡易体感器

 電子メトロノームを改造して、音を振動に換えたものです。

周期を微調整することができなかったため、打ち手が数えるタイミングを微妙にズラしながらポイントを掴んでいました。

大当たり判定用のカウンター

 (現在のパチンコには現金機からCR機まで様々な機種があり、大当たり確率もそれぞれ違いますが、ここでは便宜上、体感器使用の攻略法が出始めた、CR機登場以前の機種を対象にして述べていきます)


パチンコには概ね大当たり確率分のカウンター値が用意されていて、その中に大当たりとなる数値が1個だけあると考えてください。


つまり、仮に大当たり確率240分の1の機種があるとすると、0~239までの240個のカウンターを持っているということです。


このカウンターは、電源が投入された瞬間から動き始めていて、デジタルが回転しようとしまいと、常に+1ずつの動きを高速で行っています。

ちなみにその早さですが、一般的には0.002秒前後です。


これらの数値で単純計算すると、240個のカウンターを持つ機種の場合、カウンターの1周期は240×0.002=0.48秒と、1秒にも満たない時間で1周してしまいます。

これでは大当たりを狙うことは出来ませんが、パチンコ玉は0.6秒間に1発の割合で打ち出されるので、1.2秒周期のカウンターを持つ機種であれば、止め打ちによる大当たり狙いで投資金額を半分に減らすことが理論上では可能となります。


しかし、玉が釘の間を跳ねて落ちてくる時間の誤差や打ち出し時に発生するもたつきなどを考えると、1.2秒では止め打ちの意味がなく、最低でも玉の打ち出し周期の3倍以上でなければいけません。

ということは、裏を返せば、1周期が1.8秒以上のカウンター周期を持つ機種であれば、止め打ちによる大当たり狙いが可能ということになります。

連続回転させる

 「連続回転させる」というのはデジタルの回転が途切れないようにすること、言い換えれば、保留がある状態を保つということです。 では、この「連続回転させる」ことで大当たり獲得に何らかの影響があるのか? 「連続回転させる」ことによって、大当たり確率が上がるということは現行の正規基板のプ...