ラベル ホール選び の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ホール選び の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2025年9月16日火曜日

廃業に追い込まれたホール

 平成17年4月15日に警察庁生活環境課が発表した「平成16年における風俗警察の現状について」によると、平成16年12月末現在のパチンコ店の営業所数は1万5617軒(前年比-459軒)、総設置台数は496万9156台(前年比+7万7212台)ということであった。

この「総設置台数は増加しているのにもかかわらず、ホール数は減少している」現象はここ数年続いていて、この結果からホールの大型化が着々と進行していることが窺える。


ところが、詳細を調べてみると、決して大型ホールだけが増加しているわけではなく、300~500台までの準大型店と100台以下の小型店にも、若干ではあるが、増加傾向が見られた。


では、どういったホールが廃業に追い込まれたのか?

その多くは100~300台の中型店であった。


大型店や準大型店には生き残れるだけの資金力がある。

一方、小型店には駅に近いといった立地条件のいいホールが多いため、それが幸いしたり、パチスロ人気の過熱振りに乗じて、思い切って人気機種に特化したパチスロ専門店に衣替えするなど、小型店ならではの身軽さで生き残っているホールも多い。


これらのことから推測すると、廃業に追い込まれたホールの多くが中型店だったのは、資金力も立地条件も身軽さも、全てが中途半端であったことが原因と思われる。


しかし、それだけではない。

「発売から3年経過した機種は撤去しなければならない」というみなし機問題が大打撃となったのだ。


廃業に追い込まれたホールでは04年7月1日の改正規則施行以前に検定・認定期間が切れていたみなし機 の占有率が高く、ホール内の3割以上、多いところでは6割以上を占めていたという。

ホールにはみなし機即撤去ではなく、対象機種と新機種を徐々に入れ替えながらの営業が認められたのだが、それでも、現実は厳しく、「パチンコ人気が下火になり、売り上げも最盛期に比べると、だいぶ落ちていて、入れ替えに必要な莫大な費用を回収できる見込みがないので、廃業することに決めた」というホールが多いのである。


たとえ「常連さんたちが愛してやまない機種だから」という理由であっても、みなし機やそれに準ずるかつての名機をいまだに数多く設置しているホールには先を見据えた営業をしてこず、経営努力を怠ってきたツケがいずれ回ってくるだろう。

オーバーフロー

 Q.店員がパチスロの空き台からコインを抜いて回っているのを見かけることがあるのですが、あれは何の為に行っているのですか?


A.あれはオーバーフローという現象を防ぐ為に行っています。

以下にオーバーフロー及び関連事項を説明しましょう。


オーバーフローの元々の意味は容量を超えることですが、パチスロに於いてのオーバーフローは、ホッパーが満タンになって、コインが溢れることを意味します。


パチスロの場合は、パチンコと違って、コインの投入と払い出しが一台だけで行われることがほとんどなので、大量獲得機等でボーナスが連チャンすると、ホッパー内のコインがなくなり、エラーになることがあります。

このエラーをエンプティーエラーといいます。


オーバーフローはこのエンプティーエラーとは逆の現象で、一度もボーナスを引くことなくハマった結果、ホッパー内にコインが3000枚以上貯まってしまい、ホッパーの容量を超えてしまうエラーのことです。

店員が空き台からコインを抜いて回るのは、このエラーが簡単に発生しないようにする為で、次の客が付く前に予めホッパー内のコインを少なくしているのです。


この店員の行動はエラーを未然に防ぐという危機管理の側面だけではなく、客がオーバーフローで貯まりに貯まったコインを目の当たりにすることによって、遊技意欲を失ってしまうことを防ぐ為という目的もあります。


こうしたオーバーフロー防止を行っているホールが必ずしも優良ホールとは言えませんが、全く無頓着なホールに比べると、客付きも良く、出玉還元から接客態度に至るまでの様々なサービスも充実しているケースが多く見られます。


ちなみに、パチンコに於いてのオーバーフローは記憶容量を超えること、つまり、保留玉が満タンの状態でスタートチャッカーに入賞することを意味します。

この場合、オーバーフローと言っても、大当たり抽選なしでの通常の払い出しとなり、客が抽選回数を損するだけで、台がエラーとして感知することはありません。

(このオーバーフローの対処法は、保留ランプが3個点灯したら、打ち出しを止めることです)


また、パチンコは、アウト玉が他の台と流通しているので、たとえ一度も大当たりを引くことなくハマっても、玉が貯まってエラーになることもありません。

新しい試みを導入した機種設置後のホールの対応

 「最大2つまで」と定められていたスタートチャッカーの数が04年の新基準で「最大3つまで」となり、これまでになかった第3のスタートチャッカー(以降、第3と記す)を搭載した機種が登場するようになった。


ところが、その第一弾として華々しく登場した機種がいきなりホール側を悩ませた。

同機種の第3の入賞口が横穴式で狙いやすかったため、新装時の甘釘状態ではあまりに回りすぎたのだ。


この事態に慌てたホール側は以降第3の入賞口をシメるようになり、メーカー側は、打ち手が直接狙えるような第3を搭載した機種の開発に消極的になってしまった。


ちなみに、第3の入賞口のシメ具合はホールによって区々で、全然入らないように第3を完全に潰してしまったホールもあれば、そこそこ入るのだが、第3を狙うことによって、玉の多くが盤面の右側に流れて死に玉になるように調整したホールもあった。


(以上、当サイト内の「第3のスタートチャッカー搭載機種」より転載)


このように新しい試みを導入した機種の場合、想定外の事態が起こりうる。

そして、それが上記のような「あまりに回りすぎる」といった、ホールへの打撃になった場合、調整をした者には「とんでもない調整ミスを犯してしまった」という忌まわしい記憶として残る可能性がある。


そうなると、今後同タイプの、今回の例で言うなら、第3を搭載した新機種が設置されても、そのホールでの調整は新装時からかなり辛いものになるであろうし、第3とは違う全く新しい試みを導入した新機種が登場した場合も、その試みは活かされることがなく潰されるに違いない。


こうした「同じ失敗は許されない」というプレッシャーから新しいモノに臆病になり、調整が辛くなるというホールの対応は、店長が変わらない限り、そのホールの傾向として長く続くと思われるので、新しい試みを導入した機種が設置された時は、自分が打つ打たないにかかわらず、ホールの対応をチェックし、今後の立ち回りに役立てるべきである。

貯玉のメリット

 ●出玉の端数が客の意思とは関係なく、お菓子などの景品に勝手に替えられたりすることがなくなり、当日の交換では端数として処理される出玉も、貯玉することによって、後日改めて目的の景品と交換することができる。

●閉店間際など、景品カウンターが混雑している時に並ぶを避け、貯玉することによって、カウンターが空いている時間や後日改めて目的の景品と交換することができる。


【貯玉再プレイシステム】


貯玉を景品交換時の利用のみならず、会員カードから玉を下ろすことによって、過去に獲得した出玉での遊技を可能にしたシステム。


【貯玉再プレイシステムのメリット】


等価交換ではないホールの場合、出玉を特殊景品と交換すると、換金率の分だけ目減りしてしまうので、交換の回数が多ければ多いほど、客にとっては不利となる。


しかし、貯玉再プレイが可能であれば、持ち玉で遊技を開始できるので、現金による初期投資を抑えられ、「よく回る台を持ち玉で長時間打つ」という理想的な打ち方を実現することができる。


ただし、ホールによって、サービス内容に差異があるので、このシステムを利用する際は、「再プレイの玉数に制限がある」、「玉数を無制限にする代わりに手数料を取る」などの規約があるか否かを予め調べておく必要がある。


【貯玉システムを導入していたホールの廃業】


みなし機問題以降、廃業するホールが増えている。

とりわけ設置台数100~300台の中型ホールの廃業が目立ち、その中には貯玉や貯玉再プレイシステムを導入していたホールも多い。


せっかく貯めた玉もホールに廃業されてしまっては何にもならないので、もし行きつけのホールの客つきが悪くなり、経営の傾きを肌で感じるようになったら、貯めた分を下ろして、新たなホール探しをした方がいい。

求人広告によるホールの比較

 各台にはデータ表示機器が備え付けられ、全台のデータを閲覧できるデータロボやデータキャプテンといった機器の設置も珍しくなくなり、遊技機に関する情報公開が進んでいるホールであるが、経営状態に関してはどうかというと、脱税が多い業種と言われて久しく、不透明なイメージがいまだに根強い。


たしかに他業種と比べると、ホールは総じて閉鎖的であるが、求人の際には職安法を遵守して希望者を募るべく、企業としての実情をある程度公開している。

実は、この求人の際に出す広告、特にアルバイトの募集広告がホール選びの参考になるのだ。


広告は大・中・小の大きさとイラストのある・なし(ある方が、出稿料は高い)によって分かれていて、その広告の種別だけでも、ホールの経営状態の一端を垣間見ることができる。

つまり、イラスト入りの大きな広告を出稿しているホールは、資金が潤沢で、経営規模が大きく、文字だけの小さな広告を出稿しているホールは、資金が少なく、経営規模が小さいであろうという予測ができるのだ。


地域に密着した老舗の個人店の場合、「常連客への還元以外には金を掛けない」という方針が多いので、広告の大きさだけではそのホールが優良ホールであるかどうかは判断できないが、それでも、ホールの経営が「多くの客が集まる→売り上げが伸びる→出玉率を高くできる→多くの客が集まる→売り上げが伸びる→出玉率を高くする→・・・」というサイクルで成り立っている以上、「求人広告が大きいホール=売り上げが多いホール」と見ていいだろう。


次に、広告の内容に目を向けてみると、新規開店(グランドオープン)や新装開店の為の求人があることに気づく。

いまや新規や新装の情報はインターネットでも知りえるが、求人広告を見た方がいち早く知りえることがある。

更には、もし新規や新装がチェーン店の場合、本部の営業方針が強く影響し、釘や設定は一店長の判断ではなく、本部からの指令や指示によって調整されることが多々あるので、同一チェーンの既存店の現状から新規や新装開店するホールの動向を予測することや、逆に、新規や新装を控えていることから、同一チェーンの既存店の動向を予測することもできる。


また、アルバイトの時給を見てみると、各ホールによって、大きな差があること、そして、同一ホール内であっても、曜日や時間帯によって、差があることに気づく。

時給が高いということは、それだけ客が多く、仕事が忙しいということなので、時給の差を比較してみると、ホールの客付き事情がわかる。


ホールでのアルバイトや就職を希望する者でない限り、ホールの求人広告を真剣に見ることは滅多にないと思うが、意外にも、上記の通り、打ち手にとっても有益な情報源となりうるのである。

閉店保障

 閉店保障とは、確変状態で閉店時間を迎えてしまった客にホールが定めた数の出玉をサービスして、遊技を終えさせることである。


パチンコで確変大当たりを引くと、次の大当たりが確約されるわけだが、その後も確変を引き、連チャンが継続するとは限らない。

そのため、多くのホールでは客が権利を獲得している次の大当たり1回分の保障を採用している。


ただし、あくまでも「多くのホール」であって、全てのホールが同一の保障をするわけではない。

閉店保障は各ホールによって異なるルールで、全く何の保障もしないホールもあれば、確変状態で翌日の朝イチから打てるようにするホールもあるので、もし閉店間近の時間帯から打ち始める際は必ず店員に確認を取った方がいい。


一方、パチスロの場合、パチンコと同様の確変機能が搭載されていない限り、ボーナス獲得は確約されないので、ほとんどのホールでは基本的に「閉店保障はなし」としている。


打ち手としては、連チャンする可能性がある間は打ち続けたいところだが、閉店時間の決まりがある以上、そうはいかない。

特にパチンコの場合、「通常時の大当たり確率は低く、確変継続率は高く」という特徴を持つ04年新基準機を閉店間近の時間帯から打ち始めると、たとえ確変初当たりを引けたとしても、連チャン終了前に閉店時間を迎える可能性が高い。


「保障なんかなくてもいい。大当たりを1回でも獲れればそれでいい」というのであれば、閉店間際での勝負を止めはしないが、「連チャン終了まで打ち切りたい」というのであれば、パチンコなら閉店2時間~1時間半前、パチスロなら閉店1時間前になったら、初当たり獲得には乗り出さないことをオススメする。

頻繁に新装開店するホール

 頻繁に新装開店するホールは、資金が潤沢で、経営が安定している優良ホールのように思われがちであるが、必ずしもそうとは限らない。

たしかに「新台をどんどん導入するホールは優良ホールである」という見方をされていた時期があるが、それは、パチンコ・ファンの人口が今よりも遥かに多く、業界全体が潤っていた90年代の話である。


かつて3000万人と言われていたパチンコ・ファンの人口は今やその半分となり、その反面、新台一台当たりの価格が以前よりも高くなった現在、ホールにとって新装開店はとにかく金が掛かる代物で、昔ほど出せなくなったというのが現状なのだ。

そのため、多くのホールではかなり吟味したうえで慎重に入れ替えを行うようになってきている。


そんな中、稼働率が少しでも落ちると、すぐに新台に入れ替えるというのは、裏を返せば、そのホールには固定客が少ないということの証明にもなりうる。

仮にそのホールで新台がよく出るとしても、その恩恵を受けられるのは新台導入後の数日間その台を打てる少数の人達でしかなく、他の大多数の客は割りを食うことになるのだ。


ホールが新台を買う為の金は客から徴収するわけで、新装開店が多くなれば、その度に回収しなくてはならない。

この紛れもない事実を肝に銘じて、1ヶ月で3回以上新装開店をしているホールにはくれぐれも注意し、新し物好きの客を取り込む為に他店と先を争うように新台を導入するホールが多いパチンコ店激戦区以外では、頻繁に新装開店するホールは避けた方がいい。

電源オフ

 「攻略法を巡る現状」のコーナーでも取り上げているが、CR機登場以前の連チャン機に綱取物語という機種があった。

同機種には「天国モード・通常モード・地獄モードという3つのモードを搭載」、「大当たり毎にモード抽選が行われ、その結果によって、大当たり確率が変化する」という特徴があったのだが、電源オン時は通常モードだったことから、朝イチの客付きはかなり良かった。


しかし、一度地獄モードに転落すると、復活は困難だったため、夕方にはシマのほとんどが地獄モードとみなされ、放置されている台が多かったのである。


同機種を設置していたホールはこの「時間の経過と共に客付きが悪くなる」という状況に頭を悩ませていたのだが、一部のホールがこれを解消するべく、ある策を採った。

それは電源オフである。


どういうことかというと、特定の時間になったら、同機種のシマの電源を一旦切り、再投入して、全台を通常モードから再スタートさせたのだ。

つまり、何時間か置きに朝イチと同じ状態に戻すことによって、朝イチ以外でも客が付くように目論んだのである。


皆さんにとってはこうした現行の機種にはない連チャン機とそれにまつわる話など、どうでもいいように思えるかもしれないが、実は、裏モノを導入しているホールには過去にこの電源オフのサービスを行っていた例が見られるのである。


一事が万事ではないが、もし行きつけのホールに裏モノ導入の疑惑があったら、そこの古くからの常連客にかつてこの電源オフが行われていた事実があるかどうかを聞いてみるといい。

タイム・サービス

 かつて役モノ内の特定箇所への入賞で大量の出玉を獲得できる機種があった。

同機種は一発の入賞で打ち止めの定数まで出ること、そして、それまでの負けから一発逆転できることから、一発台と呼ばれていた。

一発台はその高いギャンブル性に惹かれた熱烈なファンの支持を受け、高い人気を博していた。

そして、一部のホールでは「~時から出玉大放出」という謳い文句で客の射幸心を煽り、打ち止めの定数を多くするタイム・サービスを行っていた。

しかし、一発台はその過激さから後に規制対象機種となり、絶滅してしまった。


皆さんにとってはこうした現行の機種にはない一発台とそれにまつわる話など、どうでもいいように思えるかもしれないが、実は、遠隔操作をしているホールには過去にこの一発台の出玉を増やすタイム・サービスを行っていた例が見られるのである。


一事が万事ではないが、もし行きつけのホールに遠隔操作の疑惑があったら、そこの古くからの常連客にかつてこのタイム・サービスが行われていた事実があるかどうかを聞いてみるといい。

デジタル回転数の表示

 以前「ジェット・カウンターの玉数を実際より少なく表示するように細工する」というホールの不正行為について述べたが、それと似て非なるものに「台のデジタル回転数の表示を任意に動かせるように細工する」という不正行為がある。

これは何を目的としたものなのか?


回転数0が当たり前の朝イチならともかく、午後になっても夕方になっても、回転数0の台が店内にゴロゴロしている光景は、ホールにとっては、イメージがかなり悪い。

実際、午後や夕方からパチンコを打つ客はある程度回っている台を選び、回転数0の台は敬遠する傾向にあると言われている。

こうしたホールのイメージ・ダウンを避け、なおかつ、客の打ち気を駆り立てる為にこの不正行為が行われているらしい。


もしこの不正行為がパチスロで行われた場合、空き台のオイシイところをハイエナしたつもりなのに、表示されているゲーム数でのチャンス・ゾーンや天井で当たらないといった現象が起こりうる。


しかし、パチンコの場合は回転数と大当たりに何の因果関係もなく、何回転目で当たろうが、何千回転ハマろうが、全く不可解ではないため、この不正行為は客に気づかれにくい。


この不正行為はごく一部のホールでしか行われていないが、万が一ということもあるので、自分で数えたデジタル回転数と表示数が一致しているかどうか、又、ろくに打っている人がいなかったのに、いつのまにかデジタル回転数が増えていないか、更に、出玉の状況とデジタル回転数の釣り合いが取れているかどうかの確認をした方がいい。

出玉の減少

 Q.最近行きつけのホールの出玉が少なくなったような気がするんです。

何か仕掛けでもしてるんでしょうか?


A.出玉が少なく感じるということには、二つのケースが考えられます。


まず一つは釘調整によるものです。

シブい釘調整によって大当たり中になかなかアタッカーへ入賞せず、脇にこぼれる玉が以前よりも多くなり、その結果、1回の大当たりで獲得できる出玉が現実に少なくなったというものです。


そして、もう一つはジェット・カウンターの不正操作によるものです。

シブい釘調整でもないのに、計数時の玉数が以前よりも明らかに少なくなったと感じるのであればこのケースでしょう。


既にご存知かもしれませんが、念の為にジェット・カウンターの不正操作について説明します。

以前のジェット・カウンターの不正操作は玉を流すと、常に玉数を少なく表示するもので、警察の手入れでも簡単に不正が発覚しました。


しかし、現在は以前よりも巧妙な手口となっています。

一例を紹介しましょう。


4000発以上の玉を一度に流して計数した時にのみ、5%引かれた玉数が表示されるというものがあります。

このジェット・カウンターは電源を入れてから10回目の計数までは玉数に関係なく、正常に計数しますが、11回目の計数から上記の不正機能が働きます。

警察の手入れを受けた時でも、検査前に電源を入れ直せば、これらの機能を知らない警察は10回以上の計数を行うということはないので、結果異常なしとみなされ、摘発を逃れています。


ちなみに、開店時にはホール側が事前に10回の計数を済ませ、客が計数する時には既に11回目になっていて、不正機能は働いています。

この不正ジェット・カウンターはあくまでも一例ですので、必ずしも4000発以上で5%引きの表示とは限りません。

ですから、出玉を何回かに小分けして計数するという手段さえ有効とは言えません。


又、不正ジェット・カウンターを使用しているホールの大半は同時に遠隔操作もしているので、とにかく「何かおかしい・怪しい」と思えたり、悪い噂のあるホールでは絶対に打たないことです。

人気機種の増台

 人気機種になると、新装開店時に増台されることがあるが、増台には2つのパターンが見られる。


1つは「稼働率が高く、なおかつ、客からの要望もあっての増台」というパターン。

このパターンであれば、増台後も甘釘や高設定が期待できる。


そして、もう一つは「営業努力の怠慢から稼働率が上がっていないのにもかかわらず、機種の人気にあやかって、増大することで集客しようという安易な増台」というパターン。

このパターンの場合、増台の宣伝が功を奏して、連日フル稼働に転じればいいが、現実にはなかなかそうはならず、大抵は増台後の数日間が過ぎると、また客足は遠のいていく。


なぜなら、元々そのホールでは日頃の営業努力を怠っているからだ。

何の商売でもそうだが、常連客を獲得するには「これ(商品)を買いたい」ではなく、「ここ(店名)で買いたい」と大衆に思わせる魅力がなければならない。


こうした増台の失敗が顕著な機種例が北斗の拳である。

新海や大海といった海物語シリーズはかねてから全国的に稼働率が高く、更に04年新基準機の登場によるパチンコ人気の復活も相まって、多くのホールで増台に成功していると言っていいだろう。


しかし、北斗の拳は明らかに過剰供給で、増台がかえって仇となってしまったホールが多い。

そういったホールでは増台した分の費用を回収する為にイベント以外では全台設定1というケースが少なくなく、「客が飛ぶ→高設定を入れられない→ますます客が飛ぶ→ますます高設定を入れられない→・・・」という悪循環が続いている。


一方、北斗の拳を増台したものの、見込んでいたほど稼働率は上がらず、それでも、「看板機種にした以上、出さないわけにはいかない」というジレンマに陥っているホールもある。

こうしたホールの場合、パチンコを含む、北斗の拳以外の機種を打つ客に大きな皺寄せが来る。

つまり、回収の餌食にされてしまうのである。


このように、人気機種の増台はホール全体に大きな影響を与えるものだけに、パチンコにしろ、パチスロにしろ、個人的な好みを抜きにして、人気機種の稼働率は常にチェックしておかなければならない。

遠隔操作を行っているホールの共通項

 ●とにかくよく回る台が多く、釘の渋い台がほとんどない。

一見優良ホールのように見えるが、客を飽きさせずに長時間ホールにいさせて金を使わせる、又、客付きがいいホールであると印象付けることがホールの目的なので、大当たりが来ては飲まれ来ては飲まれの繰り返しで、結局は負けていたという結果に終わる。

●確変継続中、次の大当たりがなかなか来ない台が多い。

特に、次の大当たりが来る時間が他メーカーの機種よりも短い傾向のある平和の機種で、この現象が顕著に現れたら怪しい。


これらが遠隔操作を行っているホールに見られる、パチンコに於ける共通項である。


しかし、仮にこれらの現象が見られたからといって、必ずしもクロとは限らない。

負けてしまうと、妙な思い込みや錯覚に囚われがちになるが、たとえ負けが込んでも、その原因を安易にホールのせいにしたり、「あそこは遠隔操作をしている」などと軽々に吹聴してはならない。

打ち手がなすべきことはまず自分自身を見つめ、そして、経験を積み、知識を身に付け、技術を磨くことである。

出玉数カットと玉減り

 04年新基準機登場後、「出玉数が少ない」・「確変中や時短中の玉減りが激しい」といった事例が以前よりも増えた。

そして、これらの事例は高換金率営業のホールで目立っている。


「出玉数が少ない」というのはアタッカー周辺の釘がシメられているために起こる現象で、これは、確変突入率が上がり、連チャンによって大量の出玉を獲得されることへのホール側の危惧がもたらしたものであろう。


又、「確変中や時短中の玉減りが激しい」というのはスルーチャッカー周辺の釘がシメられているために起こる現象で、これは前者と同様のホール側の危惧に加えて、連チャン終了後に即ヤメする客が以前よりも増えた=稼働率が下がったことが原因と思われる。


スルーチャッカー周辺の釘調整は、大当たり抽選回数を多くするか少なくするかといった命釘の調整と同等のものなので、許容範囲内であると言える。


しかし、出玉数カットは本来得られるべき価値以下のものが与えられているわけだから、許容範囲内であるとは言いがたい。

多少の誤差は致し方ないとしても、もし常に平均出玉数の1割以上がカットされているようであれば、そのホールはボッタクリ店とみなすべきである。


意外にも、こうしたホールには理論上のボーダーラインを超える台があったりするのだが、出玉数が少ないとなると、実質上のボーダーラインは理論上のものとは大きく異なってくる。

よって、出玉数カットをしているホールで打たざるを得ない場合はくれぐれも注意してほしい。

ゲリライベント

 ゲリライベントというのは前日や数日前からの宣伝や告知をすることなく奇襲攻撃的に催されるイベントの俗称であるが、このゲリライベントを頻繁に催すホールは優良ホールとは言えない。


そもそもゲリライベントは、余剰予算があって、初めて出来るものである。

メインのイベントで嘘偽りなく出していれば、予算が余るということはそうそうあることではない。


にもかかわらず、ゲリライベントを頻発するということはイベントを上手く運営できていないということの表れであり、更には、イベントがガセである可能性の高さを示唆するものでもあるのだ。


よって、イベントに期待できない以上、そのホールは優良ホールとは言えないのである。


パチスロの場合、設定6を入れても出ないこともあれば、設定1でも万枚を超えることもあって、「抜きたい時に抜けず、出したい時に出せない」といった操縦不能に悩んでいる店長は決して少なくない。

そんなパチスロでゲリライベントを頻発するホールは、ボッタクリ店の可能性が高いので、特に要注意である。

1ヶ月の内で勝ちやすい時期

 ●月の前半に行われるイベント

大型チェーン店から中小規模店に至るまで、どのホールにも毎月1ヶ月に使える予算やノルマがある。

その予算の配分やノルマをクリアすることが店長の使命であり、失敗すれば即クビということもあり得る重大な責務なわけだが、ホールでは客への還元を目的とした赤字覚悟の大々的なイベントが月の前半に行われることがある。

これは仮に予想以上に出たとしても、後半に帳尻を合わせればいいという考えからであろう。

ということは、裏を返せば、月の後半に行われるイベントは、回収を目的としたガセイベントの可能性が高いということになる。

なぜなら、ホールにしてみれば、そのイベントで赤字になり、その結果、月のトータルでも赤字になってしまった、などという事態は絶対に避けなければならないからだ。

又、月の前半にガセイベントを行うようなホールはボッタクリ店だと思って間違いないだろう。

メインイベントが月の前半に行われているか否か、そして、そのイベントでは実際に出ているか否かは要チェックである。


●給料日前の3日間

先述した通り、月の後半に行われるイベントに関しては信頼度に疑問符が付く。

しかし、一般的に多い月末の給料日前の3日間は、イベントという形式を採るか否かはホールによって異なるものの、甘釘台や高設定台が多く用意される。

これは、懐に余裕がない時でも、ホールに足を運んでもらう為のサービスであり、給料日後の集客を目的とした餌蒔きでもある。

ボッタクリ店はこの期間でも出さないので、たとえ金欠で打てなくても、行き付けのホールに出向いて、この期間の出玉状況を偵察し、勝ちやすい時期であるか否かは要チェックである。

併設店に於ける海物語シリーズ2

 パチスロ人気が高まって久しい昨今、「私はパチスロ専門で、パチンコは全く打たないし、興味もない」という人も多いかもしれない。

そういう人が「パチスロ専門店でしか打たない」という姿勢であれば、パチンコに全く見向きもしなくても、問題はないだろう。


しかし、併設店で打つとなると、話は変わってくる。


パチスロ人気が高まったのは紛れもない事実だが、併設店には「パチンコが主で、パチスロは副」という位置付けのホールがまだまだ多い。

それはホール内の設置台数の比率を見れば、明らかであろう。

したがって、そのような併設店の場合、パチスロの客付きがどんなに良くても、パチンコの客付きが悪ければ、高設定は期待できないのである。


となれば、パチスロ専門の人も、併設店で打つ場合はパチンコのシマを無視することはできない。

特にパチンコの人気機種代表と言える新海や大海といった海物語シリーズの客付きや出玉状況を把握することは必要不可欠である。


実際、客付きが良く、海物語シリーズが出ているホールはそれに連動して、パチスロでも出ていて、良くも悪くも、海物語シリーズに左右されているというのが現在のホール事情なのである。

併設店に於ける海物語シリーズ

 新海や大海といった海物語シリーズを看板にし、「(新海や大海の)出玉率・地域ナンバー1!」といった宣伝文句で客を集めようとしているホールが多い。

いや、多いというよりも、「どこのホールでも」という表現の方が的確かもしれない。


それほどまでに海物語シリーズの人気は高く、ホールも依存しているわけだが、果たして看板としての位置付けは、そして、宣伝文句にある出玉率の高さは本物なのだろうか?

その真偽を確かめるにはパチスロのイベント時に海物語シリーズの出玉状況をしっかり見るといい。


併設店(パチスロも設置しているホール)の場合、イベントによって発生したパチスロでのマイナス分をパチンコで補うことが多く、事と次第によってはたとえ海物語シリーズであっても、釘をシメざるを得なくなる。

よって、こうした状況下に置かれるパチスロのイベント時に海物語シリーズがどの程度シメられているのかをチェックすれば、ホールの海物語シリーズへの力の入れ具合を窺い知ることが出来るのである。


その結果、海物語シリーズが通常営業時と遜色なく出ているようであれば、そのホールに於ける海物語シリーズは宣伝文句に偽りなく、ホールが本腰を入れている看板であると言える。

データロボ設置店

 優良ホールの条件の一つとして、設備の充実が挙げられるが、とりわけ欠かせないのが情報公開機器の充実である。

情報公開機器にも色々あるが、その中でも、全国のホールの10%前後で、そして、優良ホールと評判の店でも数多く導入されているデータロボが初心者にとって最も有益なのではないかと思う。


ヴァージョンの違いによって、多少の差はあるが、表示されるデータは大体下記の内容である。

●特賞回数=当日を含む3~4日間の大当たり回数(機種毎や台毎に表示)

●特賞確率=当日を含む3~4日間の大当たり確率(機種毎や台毎に表示)

●大当たり発生履歴=当日を含む3~4日間の大当たり発生履歴

●大当たり間スタート回数=過去数回の大当たり発生までの所要デジタル回転数(ただし、確変機能を搭載している機種の場合、ホールコンピューターとの接続状況によって、表示内容に違いがある)

●出玉推移グラフ=縦軸が出玉数、横軸が打ち込み玉数(時間)を示しているグラフ(当日と過去2~3数日間のグラフが色別で表示)


これらのデータがあれば、台毎の比較、機種毎の比較、放出期と回収期の比較、通常営業時とイベント時の比較、他店との比較等ができ、優良ホールであるかどうかの見極めから立ち回りに至るまで大いに役立つ。

このような情報公開を積極的に行っているホールで打ち、データの収集と分析に日々努めれば、勝率は必ずアップするはずなので、是非実行してほしい。


ただし、データによっては、ホールがホールコンピューターからの供与をストップして、意図的に隠している場合がある。(特に大当たり発生履歴と出玉推移グラフ)

又、特賞回数や大当たり間スタート回数の表示がデータロボと台上に備えられているデータ機器とで違う場合もある。

こうしたホールの場合、見せ掛けだけの情報公開はおろか、データを不正に改ざんしている可能性さえあるので、くれぐれも注意しなければならない。


よって、データロボ設置店で初めて打つ時は、特賞回数や大当たり間スタート回数を自分で数えてみて、その数値がデータロボ及び台上のデータ機器の表示と合致するかどうかを必ず確認することをオススメする。

ストック機の新規導入に見るホールの姿勢

 新装開店でパチスロのストック機が新規導入された際、ホールによって、新装初日から大量の出玉放出が見られたり、高設定台を用意しているであろうにもかかわらず、予想外に出ていなかったりする。

実は、この違いにもホールの姿勢が現れているのである。


新規導入のストック機は基本的にまだ誰も打っていない状態なので、ストック数は0である。

そこで、新装初日から還元しようという姿勢のホールは事前に打ち込みという作業を行い、ストックを貯める。

一方、新装初日から還元しようという姿勢ではないホールは打ち込みを行わない。


つまり、この打ち込みの有無が新装初日の出玉の差となって現れるのである。


ただし、新装初日から客に還元しようという姿勢ではないホールにも2つのタイプがある。

1つは機種の特性や還元に無頓着なホール、そして、もう1つは開店プロをはじめ、新装開店時のみ来店する客には還元したくないという方針のホールである。


前者は論外だが、後者は「還元するなら常連客に」という方針の裏返しなので、日頃のサービスから常連客を大切にする姿勢が見てとれるホールであれば、今後も安心して通っていいだろう。


いずれにせよ、新装初日は出ないことが恒例になっているホールで新規導入のストック機を打つ場合は、新装2日目以降がオススメである。

廃業に追い込まれたホール

 平成17年4月15日に警察庁生活環境課が発表した「平成16年における風俗警察の現状について」によると、平成16年12月末現在のパチンコ店の営業所数は1万5617軒(前年比-459軒)、総設置台数は496万9156台(前年比+7万7212台)ということであった。 この「総設置台数...