ホールの全体像の偵察が終わったら、今度は下記の2点に注目して、シマ(パチンコ台の列)を回ってみよう。
●ドル箱
●保留ランプ
ドル箱は、打っている客がどの程度の割合でどれだけのドル箱を積んでいるかのチェックである。
多くの客がドル箱を高く積んでいれば、そのホールはよく出しているという証明になる。
ただし、1回交換制やラッキーナンバー制のホールの場合は、出玉がすぐに交換されるので、ドル箱のチェックの有効性は低くなる。
又、大当たりの抽選は1回毎に更新する独立事象なので、ドル箱を積むことなく、1000回転以上ハマることは珍しくない。
逆に、ヒキが強ければ、数回転のうちに確変大当たりし、連チャンを重ねてドル箱を積むということもある。
だから、ドル箱のチェックはしないよりはした方がいいが、不確定要素が多いし、ホールの姿勢が見えにくいという欠点がある。
そこで、次にチェックするのが保留ランプである。
シマを回ってみて、保留ランプが3~4個点灯している台が多ければ、ドル箱を積んでいる客が多かろうと少なかろうと、そのホールには甘釘台が多いということになる。
つまり、そのホールには「客に出してもらおう」という姿勢があるということである。
優良ホールと呼ばれているところの多くは、設備や接客サービスが行き届いているだけでなく、たくさんの客を集めて、出玉率を上げるという薄利多売の方針で営業している。
その現れが保留ランプ3~4個の点灯なのである。
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【大型店に設置される新台】
CR機登場後、「大型店に設置される新台はよく出る!」という噂が絶えない。
この噂の原因は、一部のメーカーが作る特別仕様の初期(初モノ)ロットと呼ばれる台の存在である。
新台は保通協(財団法人保安電子通信技術協会)の検定に合格した機械なのだが、一部のメーカーは初期(初モノ)ロットを2000~3000台程度作り、それを京浜地区・首都圏・名古屋地区・阪神地区・福岡・仙台・札幌といった大都市の大型店に入れているというのである。
では、なぜ初期(初モノ)ロットなる台が大型店に設置されるのか?
多くのファンの注目を集めている大型店で新台のシマがよく出ると、「あそこ(メーカー名)の今度の新台はよく出るぞ!」と噂になる。
そして、その噂が全国的に広まると、新台の販売台数は増え、ホールには新台打ちたさで多くの客が集まる。
つまり、メーカーもホールも儲かるというカラクリになっているのである。
実は、初期(初モノ)ロットそのものにもカラクリがある。
初期(初モノ)ロットは、一定時間(数百時間)が経過すると、台の裏にある基板の中の乱数ROMが動かなくなり、その証拠が消えて、通常仕様の作動に移行するのである。
これらの事象はあくまでも噂なので、真偽のほどは一度大型店に足を運んでみて、自分の目で確かめてほしい。
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